【どこの国だよ】釜山駅前の中華街が何故かロシア人だらけで怪しすぎるので様子を見てきた

韓国第二の都市である釜山の玄関口は、KTX(京釜高速線)も乗り入れる韓国鉄道公社の釜山駅。日本で言うならさしずめ大阪駅あたりの立ち位置なんだろうが、色々と気になる風景があったのでご紹介したい。

韓国 釜山 草梁

2004年のKTX開通を機にガラス張りのやたら近代的な駅舎に生まれ変わったという釜山駅です。駅前広場はやたらとギラギラしたモニュメントが置かれていて、いささか日本とのセンスの違いを思い知る事になる訳ですが…

韓国 釜山 草梁

しかし駅前の広場を見ると良くわからないホームレス風のおじさんや徘徊老人、独り言をぶつぶつ言ってるおばさんがいたり、駅前をぶちぬく中央大路を挟んだ向かいにはここぞとばかりに怪しげなモーテルが立ち並んでいて、これで青空カラオケやホテル醍醐なんかがあれば完全に天王寺駅前ですな。

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そんな釜山駅の南西側一帯が、実は中華街になっている。横浜や長崎なんかと同じく釜山だって国際港として開かれた街でもあるのだ。「東区草梁外国人商街」の表記がある。

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中華街の入口はもっともらしくアーチが置かれていて申し訳程度に雰囲気を出しているが、横浜や長崎のそれと比べると随分しょぼい印象を受ける。ハングルで「차이나타운」(チャイナタウン)と書いてありますね。

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しかしその目の前にある両替所を兼ねた個人商店は中国ではなくロシア語表記となっている。実は釜山の中華街はロシア人街でもあるというのだ…ハングルの店名もよく見れば「アムール両替所」である。ロシアのアムール川ですかね。

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なんだか良くわからないままに中華街に足を踏み入れる。やっぱり横浜あたりのそれと違って、あんまり観光客がうろうろしているような雰囲気がない。関帝廟や媽祖廟はおろか甘栗の押し売りすらいない。そしてロシア語看板が多い!

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そんな微妙な中華街だけどそれなりにお客の入りがよさげで、観光客向けに地元テレビでも放送されましたよとアピールしている中華料理屋もあるにはある。

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通りに面して「釜山華僑中学校」もあり、そこの壁には三国志の登場人物がずらーり並んでいる訳だがハングルでしか書いてないので読む気にもなりません。

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この中華街は「上海街」という名称が付けられている。1884年に清国の領事館が釜山草梁洞に置かれ、ここいら一帯が清国租界として開かれた。それ以来釜山と上海が姉妹都市としての交流が続いている事に由来する。

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歴史のある中華街というには違いない釜山の上海街なのだが、やたらとロシア人を相手にした店ばかりあるので、ここが韓国なのか中国なのかロシアなのかわからなくなってくる。コンテナ取扱量世界第5位、極東アジア屈指のハブ港湾でもある釜山港にはロシア船が多く入ってくるので、その関係でロシア人が多いのだと聞いたんですが…

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釜山駅前という立地だけに外国人向けの両替所がやたら多いのも特徴なのだが、このへんにある両替所は何故か女性物の下着やドレスを売っていたり怪しい雰囲気の店も多い。どんな客層なんだよ…

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そして唐突にUFOキャッチャー的なマシーンが路上に置かれていて景品がどれもこれも怪しげな時計や電化製品、なぜかラジコンヘリまで置かれているのだが、ロシア人船員が土産物にしていくんですかねこれ…

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こうして見るとなかなか雰囲気があって宜しいんですけども、観光客の姿がまばらで、居る人達の人相も悪い感じがする。南浦洞や西面あたりの明るい繁華街と比べると違いがよく分かるはず。

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やっと中華街らしいゴテゴテな外観の「華僑大飯店」なる店が現れたがせいぜい街並み的なハイライトはこんなもん。日が暮れると観光客の姿もぼちぼち減るわ、付近の個人商店も店を閉めだしてしまう。

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中には錦糸町か赤羽あたりのノリかよと思うような中国マッサージ店や延辺朝鮮族自治州の名物、羊肉串を出す中国東北料理屋なんかもあって、見るだけでも面白い。

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左手にある「サマルカンド」なんて、もはや中国でもなんでもなくて旧ソ連のウズベキスタンの地名である。「ラグマン」といった麺料理がメニューにあったりするので、案の定中央アジア料理店だった。

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正直に言うとかなりしょぼい中華街だが、その代わりに夜になると活気を呈するのが、ロシア語表記で「カフェ」などと書かれたロシア人向け喫茶店の数々。喫茶店なんですよねこれ…しかし店の明かりがピンク色だしいかにも怪しげなオーラを放っている。

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ロシア語で「真珠」という屋号の店。ここも「カフェ」と書いてあるが、メニューを見ると食い物系やアルコール系も充実している。餃子は「ヴァレーニキ」、焼肉串は「シャシリク」。うん、これはロシア船員向けの食堂なんだろうね。って、どこが中華街やねん。

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やたら入りづらい店構えのカフェバー「ノスタルジア」は酒類がメインっぽい。恐らくこのへんは純粋に飲み食いするだけの店であると想像するんですがね…しかし、世界中のアレな地域を見てきた当方からして、どうも偏った視線で見てしまいたくなる理由があって…

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道端のあちこちでパツキンのロシア人の姉さん達が客引きしている姿を目にする事ができるのである。故郷が恋しいロシア人船員達を異国の港町でロシアンアガシがおもてなしという事でしょうかこれは。しかし後で調べるとこの辺一帯がどういう事をしている場所かが分かった。まあ、そういう事です。はい。

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そんな訳で、なかなかインターナショナルなアンダーグラウンドっぷりが素敵だった釜山駅前の中華街。全然中華街じゃないですから。ちなみにここにある怪しいロシアン喫茶店の一軒に立ち寄ったのだが、詳細はDEEP案内純喫茶部の記事でどうぞ。


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DEEP案内シリーズ管理人。2009年から海外各地を訪問し始め、現在の訪問国は25ヶ国。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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