【アメリカの韓国人社会】カリフォルニア州グレンデール市に設置された「慰安婦像」を見てきた

韓国大統領朴槿恵氏の「告げ口外交」よろしく、慰安婦問題に関する反日キャンペーンがお盛んなあの国の顛末には「あーもう、はいはい」って感じではございますが、アメリカ西海岸のカリフォルニア州には在米韓国人がやたらと多数生活しており、こちらでも同様に慰安婦問題を軸とした反日ロビー活動が活発な事は周知の通り。

カリフォルニア グレンデール

そんなわけでやってきたのがロサンゼルス近郊にあるグレンデール市という場所。ロサンゼルス中心市街地のダウンタウンから北方10キロ程の位置にあり、実際来てみるとなんだか小洒落たショッピングモールがあったり随分アッパーな街だったりする。隣接するパサデナあたりが高級住宅地で、古くて不便で治安が悪い中心部が寂れて郊外ばかりが栄えているのがロサンゼルス都市圏らしい。なんだか大阪都市圏っぽい現象だよな。

カリフォルニア グレンデール

人口19万人のグレンデール市の中心部、グレンデールセントラルパークの敷地内に問題の慰安婦像が設置されているという話を聞いて、わざわざレンタカーを借りてやって参りました。ロスのダウンタウンからだいたい車で20分くらい。目黒区か世田谷区あたりのシャレオツでリア充御用達な感じの街並みですよね。全く浮浪者やポン中っぽいオッサンも居ないし。

カリフォルニア グレンデール

グレンデールの中心市街地には「The Americana at Brand」とかいうシャレオツなショッピングモールがあり、やはりアッパーな雰囲気が強い。東京でいうところの二子玉川くらいの立ち位置でしょうかねえ。スキッド・ロウだの何だの、浮浪者や貧民が徘徊するロサンゼルスのダウンタウンのアレな雰囲気とは真逆である。

カリフォルニア グレンデール

なんでも、2007年に総額4億ドルもの資金を掛けて豪華なブランドショップを中心としたショッピングモールと高級コンドミニアムなどを軸とした新市街地が今歩いているザ・アメリカーナ・アット・ブランドとやらである。歩いている人々の身なりも綺麗だし、ロス都市圏におけるトレンドの中心は完全に郊外都市に軍配が上がった格好となっている。

カリフォルニア グレンデール

正直アメリカに来るまで「在米韓国人」がどういった存在なのかイメージが持てなかったのだが、グレンデール市内のこの光景を見ているだけでは大阪の鶴橋だとか東京の新大久保のそれとは全く世界が違う事だけは確実に言える。なんなんだこのシャレオツモールっぷりは…

カリフォルニア グレンデール

意識高そうなショッピングモールには意識高い系大好きなアップルストアもございましてよ。これも意識高い系の本場・アメリカ西海岸にある企業が作り出した一大ブランド。

カリフォルニア グレンデール

ショッピングモールの中に路面電車まで走っている豪華ぶりにあんぐりの「ザ・アメリカーナ・アット・ブランド」とやらを後にして隣接するグレンデールセントラルパークに向かう。

カリフォルニア グレンデール

問題の慰安婦像が設置された公園にやってきましたよ。ショッピングモールは人通りも多くて活気があったが、割と快適そうな公園なのにあんまり子供を遊ばせてる家族連れとかリア充な感じの雰囲気はない。意外にガラーンとしてますね。

20150916 (200)

公園東側のレクリエーションセンター寄りの場所に慰安婦像がいる事は事前にグーグルマップで確認を取っていた。あ、あの正面にちょこんと立っているのがもしかして「それ」ですかね。

カリフォルニア グレンデール

あ、ありましたよ。この公園の一番目立つ場所にデデーンと鎮座している慰安婦像。2013年7月30日に設置されて以降、日系人による慰安婦像の撤去を求める運動も起きているにも関わらず未だに健在といった状況で、慰安婦像の前には真新しい生花や造花の花束が置いてあるあたり、丁寧に管理されている様子がある。

カリフォルニア グレンデール

碑文には戦時中に朝鮮半島や多くの国々から20万人以上もの女性が「the Imperial Armed Forces of Japan」によって連行されましただとか色々書かれておる訳ですが「20万人」の数には何ら根拠がなかったり、そもそもアメリカは慰安婦問題による直接の当事者ではない訳で、慰安婦像の設置自体が日本を貶める目的であると、アメリカでは少数派に属する日系人、それに日本の保守系な方々はお怒りになっているのである。

カリフォルニア グレンデール

椅子に腰掛ける慰安婦像の背後には悲しみに暮れる老女のシルエットが描かれていてやたらと生々しいんですが、2010年10月のニュージャージー州パリセイズパーク市公立図書館脇に設置されたのを皮切りに、既にアメリカ全土の8ヶ所ほどに慰安婦像が続々設置され(→詳細)、日本人の知らない間に在米韓国人がやりたい放題やっとる訳です。

カリフォルニア グレンデール

当方、ソウルの日本大使館前に置かれた慰安婦像も見に行ったのだが、像のデザインはほぼ同じ。あちらは路上を不法占拠する形で設置されている。一方でグレンデールの場合は公園内に市の許可を得て堂々と設置しているという違いがある。実質的にはアメリカ国内の反日団体のロビー活動だが、表向きには「平和祈願のモニュメント」という事になっていて、行政もそういう事なら設置を断る理由もないだろうと、ずるずる設置を認めてしまう流れが出来ているようだ。

カリフォルニア グレンデール

そんなグレンデール市で慰安婦像設置に大きく舵を切ったのには、この街で多数派を占める「アルメニア系住民」の存在があったというのだ。市の人口の4分の1を占め5万人以上が居住しているというアルメニア系住民は、19世紀末から20世紀初頭に掛けて行われたオスマン帝国によるアルメニア人虐殺を逃れる形でアメリカに移住してきた先祖をルーツに持つという経緯がある。

そんなアルメニア系住民が政治力を持つグレンデール市において「オスマン帝国」と「日帝」という共通の脅威に蹂躙されてきた同士であると在米韓国人が情に訴えかけた結果、慰安婦像がすんなりとこの土地に建ってしまったというのだ。

カリフォルニア グレンデール

実はアメリカにおいては日系人より在米韓国人の方が圧倒的に数が多い。アメリカ総人口の0.6%、約170万人が暮らしており、その人口は年々増加を続けている。そして州ごとで最も人口が多いのがロサンゼルスを中心としたカリフォルニア州。同州に約45万人の在米韓国人が暮らしている。それに有名な「ロサンゼルス暴動」も、その引き金となった要因の一つに在米韓国人の存在があった。

アメリカ社会でこれだけ韓国人が多いのには、ベトナム戦争に協力した韓国への見返りに大きな移民枠を用意した結果に加えて「漢江の奇跡」以前の韓国経済の不安定さから早々に自国を見捨ててアメリカ移住を目指した韓国人が多かったからだとか色々あったそうだ。

特にグレンデール市では韓国人が12000人に対して日系人は僅か100人そこそこ。圧倒的にマイノリティな訳で、慰安婦像の撤去に向けた政治力は到底及ばないという背景がある。

しかし、この公園自体全然誰も居ないし、慰安婦像自体我々みたいな変人くらいしかわざわざ見に来る人間もおらず、放置プレイされてる印象が強い。こんな銅像を建てるだけで満足するなら勝手にやっとけやと投げやりな気分になったのが正直な感想である。


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DEEP案内シリーズ管理人。2009年から海外各地を訪問し始め、現在の訪問国は25ヶ国。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。