共産主義時代のノスタルジーを体感!旧ソ連・リトアニアの公園「グルータス・パーク」が凄い (全4ページ)

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リトアニア ドルスキニンカイ

で、入場ゲートを潜ると早速現れる巨大な旧ソ連時代の兵士像。どいつもこいつも図体だけはくそデカイ割には頭が小さい。十頭身くらいですかこれ…足元の小さな石碑には、これがどういう彫像で、どの地域に置かれていたものかが英語とリトアニア語で説明されている。これはヴィリニュスに置かれていたものらしい。

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イカツイ顔の兵士たち。グルータス・パークには46人の彫刻家が手がけた彫像が大小合わせて86体、それが20ヘクタールもある広大な敷地内に設置されている。東京ドームで言うと4個分というやつなので、マジで広いんですよ…

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そうした彫像の数々が全長2キロに渡る針葉樹林の森に整備された環状通路沿いにこれでもかという程設置されている。共産国家の思想丸出しの全体主義的ニュアンスを匂わせる情景を、まじまじと見続ける事になる。

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一方で、子供向けの遊具が無邪気に置いてあるだけのごく普通の公園なんかもあるので、やはりここに来ている客の多くはお子様連れのファミリーばかりで、共産主義時代の遺物を見に来る奇特なアジア人観光客など我々くらいしかいない。

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散歩道の入口には何やら粗末な格好のレトロ自販機がぽつんと置かれていて、そばに池があって鯉の餌でも売ってるのかと思いきや、どうも違うみたい。

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近づいて見てみると、ロシア語で「вода газированная」の文字が。旧ソ連のあちこちで使われていた炭酸水の自販機だ。西側諸国がコカコーラだのファンタだのスプライトだの言ってたのに対して旧ソ連では炭酸水しか飲めなかったんだろうか。

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そんな共産主義テーマパークのお散歩道の途中には「ソ連のアートギャラリー」(Sovietines Dailes Galerija)と書かれた小屋がある。入ってみますかね。

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アートギャラリー内には確かにソ連時代のプロパガンダ的な絵画やら何やら、それからレーニンの肖像画まで、あれこれ飾られていてお腹いっぱいになる。

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さらにはレーニンのデスマスクまでもが…共産主義国家はどこもかしこも死体を晒し者にするのが文化なんですよね。モスクワ赤の広場にあるレーニン廟に行けば、防腐処理が施され半永久的に眠っておられるご本人と対面できるようですが。

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芳生…じゃなかった、ヨシフ・スターリンの胸像もあったりして、アドルフ・ヒトラーと並ぶ20世紀で世界最悪の独裁者と言われてますけど、日本人から見ると岡田真澄にしか見えません。

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さらには西側諸国がこぞってボイコットした事で知られる1980年モスクワ・オリンピックの気持ち悪いニヤケ面の熊の置物もずらーり。共産主義国特有のキャラクターデザインのこの違和感も一体どこから来るのだろうか…

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DEEP案内シリーズ管理人。2009年から海外各地を訪問し始め、現在の訪問国は25ヶ国。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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