共産主義時代のノスタルジーを体感!旧ソ連・リトアニアの公園「グルータス・パーク」が凄い (全4ページ)

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リトアニア ドルスキニンカイ

ソ連崩壊から20年余り、今のバルト三国に生きる人々の中でも20代未満は旧ソ連時代を身を持って経験していない。圧政を強いられ自由が制限されていたこの時代の遺物を忘れるのではなく、事実として認識してもらいたい、公園創設者の願いはそこにある。

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しかしまあ、ひっそりと有名になりつつある共産主義テーマパークとは聞いていたが、やはり客の数はそんなに多くもないし、バルト三国自体人口密度が少ないからというのもあるけど、他に誰も居ない中でひたすら彫像ばかり見るというのも、霊感とか別に感じない我々からしても根気が居るよな…

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破壊されてしまったのか知らないけど首だけになってしまった彫像なんかもあってリアルに怖い。

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イスラム国の残虐動画なんか見た後にやってきたら人によってはトラウマものかも知れん光景だ。

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この4人組は、リトアニア共産党の礎となった共産主義運動家だったとか何とか。リトアニア語でしか書いていないチンプンカンプンな説明書きによるとみんな20~30代くらいで処刑されて死んでいるので、所謂「革命戦士」だったんでしょうかね。なんとなく「ぼくらの春はこれからだ」のアスキーアートを思い出してしまいそうになる構図。ろくでもない日本人ですみませんでした。はい。

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そしてチョイチョイ現れるウラジミール・レーニンの彫像。レーニンとスターリン、それからカール・マルクスはグルータス・パークの中で言う所のミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダックくらいの立ち位置に居ると思われる。つまり大スターだ。

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直立不動の姿勢で現れたかと思ったらベンチに腰掛けて足を組むラフな格好をキメるレーニンのおっさん。共産主義国の異常な程の偶像崇拝っぷりは容赦ありません。北朝鮮とかトルクメニスタンとか未だにこんなノリだし。

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レーニンもいれば芳生スターリンも帽子にコートのいでたちで突っ立っている。

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それからカール・マルクス像もちゃっかり置いてある件。やはり日本人が知ってる範囲の有名人にしか反応しとらんのだが、まだまだ公園内にはリトアニアで群雄割拠していた共産主義者達の偶像が立ち並んでいる。いちいち紹介してたらキリがない。

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リトアニア南部に広大な面積を誇るズーキヤ国立公園(Dzūkija National Park)の中に整備されたこのグルータス・パーク、元々は旧ソ連時代の捕虜収容所だったらしく、公園入口の鉄条網もこの木製のオンボロ見張り塔も、どうやら当時から残っているものらしい。やっぱリアルっすね…

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さすがに旧ソ連彫刻以外は森しかない空間を延々と2キロも歩いて回るというのは精神的に結構来るものがある。おまけに雨まで降りだした。いくら真夏とは言え、緯度の高いバルト三国の夏は涼しく、雨なんか降りだしたら半袖では風邪を引きかねない。

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…という訳で、またしてもレーニン像が見下ろす広場に佇む建物に雨宿りついでに転がり込む。もはやちょっとしたホラー映画の導入部分のようなシチュエーションである。ここでKGBに捕まって拷問される展開が待っていそうなテンション。

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DEEP案内シリーズ管理人。2009年から海外各地を訪問し始め、現在の訪問国は25ヶ国。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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