轢死注意!市場の中をいきなり電車が走り抜ける「メークロン線路市場」が大人気観光地な件 (全2ページ)

バンコクから南西方向に車で1時間ちょいの所にあるサムットソンクラーム県メークロンという街…ここに外国人観光客がこぞって見にくるヤバげな「市場」があると聞きつけてやってきた。

タイ サムットソンクラーム メークロン

首都バンコクから伸びるタイ国鉄メークロン線(メークローン線)の終点にあるのが、このメークロン駅。駅というよりも屋根のついた市場のようにしか見えない粗末な駅舎であるが、発展途上国的な風情がのっけから漂っている。

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タイ国鉄各線の中でも、このメークロン線は他線との接続がない孤立路線で、名古屋人にとっての名鉄瀬戸線みたいなのを想像してもらえると良いであろう。

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メークロン駅のホーム構造は非常に単純。単線ホーム一つしかない。しかも1日に乗り入れる電車の数もたかだか知れているので、ホームと線路を隔てるものは何一つなく、電車到着時以外は線路の上を自由に往来できる。

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そしてこのタイ国鉄メークロン線自体も、バンコク市街地の手前、チャオプラヤー川西岸にあるウォンウィアンヤイ駅までしか通じておらず、しかも途中が川で分断されていてマハーチャイ線とメークロン線にそれぞれ分かれているので、乗り換えや電車の本数の少なさを考えると電車の旅は結構骨が折れる。結局ここまで乗合バスで来ましたよ。

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で、そんなメークロン駅の中がどうなっているかというと、のっけから屋台料理村と化していて、屋台料理の数々やデザートがのんびり頂ける非常に呑気なフードコートとなっているのだ。

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どこでも飯を食いまくるのがタイの庶民らしいのだが、美味そうな匂いを放つタイヌードル屋台に気持ちがなびきそうになる。しかしまずはメークロン名物のとある光景を見に行かなければ何も始まらない。

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その光景はメークロン駅の駅舎を出たすぐ正面にある。なんと線路が市場の中にそのままインしちゃっているではありませんか。別に廃線跡という訳ではない。元からこの状態が日常化しているのだ。

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観光客には「メークロン線路市場」と呼ばれるこの市場、元々は別に線路の上に好き好んで市場を作っている訳ではなく、線路に隣接する場内市場の規模がどんどん膨れ上がって、しまいには場外市場が周囲に溢れ出た結果、この線路沿いを「有効活用」し始めたのがきっかけらしい。

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普段はこの線路の内側が買い物客の通路になっていて、そのすぐ両側をびっしりと生鮮食料品店が立ち並ぶ光景を見せている。果物、野菜、魚、肉、ジャンルを問わず食い物ならなんでも揃う。

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特に暑い気候のタイならではで塩漬けにした魚類がやたらと多いので、微妙な魚の発酵臭がするのが特徴的。まあとにかく臭い所はやたらと臭いので、嗅覚で是非ともアジアを実感して頂きたい次第だ。

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「場内市場」と「場外市場」に分かれているなんてまるで築地みたいだが、やはり「場内」の方がお家賃が高いようで、いちいち電車が来る度に売り物をどかさなければならない「場外」は線路沿いとも言うだけあって「国有地」扱い。その分賃料がお値打ちともあって、もっぱら庶民的な店ばかり。

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参考までに、こちらが「場内市場」の様子。ちゃんとした屋根も付いているし店もしっかりした屋台になっている。明らかに格上のオーラが漂っているが、言い方を変えればまあ普通の市場なので、観光客もあんまりやって来ないし、特にオチもない。こんなもんにしときます。

タイ サムットソンクラーム メークロン

…ところで、市場の中で必ず爆睡してるオッサンがいるのはお決まりなんでしょうか。国民性なんでしょうか。

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一方で場外の線路市場はというと、電車が毎回通るような一見危険な場所であっても物珍しさからやってくる観光客や地元民でごった返すので、商店主達にも人気が高く、空き店舗が出る見通しは全く立たない模様。

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タイ王国の伝統的なお菓子屋も遠目に見ると日本の古臭い和菓子屋の店先に売られているような感じの砂糖菓子みたいなのがいっぱい。

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やはりどこの国に行っても威勢が良いのが魚屋である。中華包丁片手にでかいナマズをバンバン叩きまくるガタイの良すぎるおばちゃん。

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DEEP案内シリーズ管理人。2009年から海外各地を訪問し始め、現在の訪問国は25ヶ国。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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