韓国・ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像を見に来た

韓国の国内外で多数設置されている、日本を相手とした「慰安婦問題」の象徴である慰安婦像の数々。わざわざそれを見たさにアメリカ・ロサンゼルス郊外のグレンデールという街まで足を運んできたのだが、一方で韓国国内で有名な慰安婦像と言えば、ソウルの日本大使館に置かれたものだ。

韓国 ソウル 光化門広場

日本大使館の場所はソウルの中心も中心、景福宮や光化門広場などがある場所のすぐ近くだ。日本で言うなら皇居の近くの日比谷あたりにあるようなもので、一等地もいいところ。ちなみに光化門広場向かいにはアメリカ大使館もあって、やたらと警備が厳重なのが目に付く。

韓国 ソウル 光化門広場

光化門広場のど真ん中に仰々しく鎮座するは李氏朝鮮時代の第四代国王・世宗大王像。日本人が聖徳太子を敬愛するのと同じか、はたまた以上に韓国人に敬愛されている、ハングルの生みの親ですね。光化門広場にはいつ来ても何かしらイベントが開催されている。それも韓国人のアイデンティティや愛国心を想起させるようなイベントばかりだ。

韓国 ソウル 光化門広場

景福宮前の光化門の南東角にそびえる「大韓民国歴史博物館」もまたそうした韓国人の愛国心を涵養する、韓国の近代史に纏わる展示物が多数置かれている。ちょうど今年2015年は戦後70年の節目を迎える年。韓国では日本による支配から解放された記念すべき年であると位置づけられ「光復」と呼ばれるのはご存知であろう。

今年は「光復70年記念」という事で、5月訪問時に行われていたイベントは「安重根に会う」…この人物も日本側と韓国側では全く評価が違う。もちろん韓国では「日帝の植民地支配に抵抗し、主犯である伊藤博文の息の根を止めた英雄」扱いだ。

韓国 ソウル 光化門広場

光化門の東側、日本大使館そばの雑居ビルには「独島教育センター」「独島アカデミー」と書かれた看板がいくつも掛かっていてやけに物々しい。日本大使館の真ん前でこれ見よがしに韓国側の主張をし放題やり放題といった格好になっている。日本側で言う「韓国に実効支配されている日本固有の領土・竹島」も、こちらでは国を挙げての愛国心のシンボル。高い船賃を出して「独島上陸ツアー」に参加するのが国内では人気らしい。韓国側からだと浦項や江陵等から鬱陵島を経由してあの島に上陸する事ができる(天候次第だが)。日本人がもし行ったらどうなるか…知りませんけどね。

韓国 ソウル 光化門広場

そんな、あちらこちらに厄介事が垣間見える中、日本大使館の建物が現れる。日韓国交正常化が行われた1970年に建てられた5階建ての茶色い外壁のビル。実は老朽化を理由に現在は建て替え工事が進んでいるのだが、頻繁に反日集会やデモや過激派(またはキ○ガイ)による人糞投げつけ事件などが多発しているので地元の警察が車両を何台も置いて四六時中警備に当たっている。ほんとウンコ好きだよなこの国は…

韓国 ソウル 光化門広場

観光バスほどの大きさがある警察車両に囲まれて、日本大使館の建物を見据えるように鎮座する慰安婦像がこちらになります。この慰安婦像を設置したのは毎週水曜日にここで集会を行う市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」。1992年から始まり、現在まで23年以上続いて行われてきた「水曜集会」が1000回を迎えた2011年12月14日、この場に「平和の碑」として置かれたものである。しかし公の歩道の上に無断で設置された形になっているので、平たく言えば「違法建造物」「不法占拠物件」だ。

韓国 ソウル 光化門広場

問題の慰安婦像を真正面から見る。目の前には蛍光色の上着に身を包んだ警察官が常時見張っているので、こちらが変な動きでもすれば即座に止められそうな勢いだが、普通に振舞っている限りは何か起こる事もない。普通に写真撮影もしたが、止められる事は無かった。アメリカ西海岸グレンデール市に置かれている慰安婦像と多少デザインの違いはあるが、概ね大差はない。

韓国 ソウル 光化門広場

2015年11月2日にソウル青瓦台で日本の安倍首相と韓国の朴槿恵大統領が初めて日韓首脳会談を行った時に安倍首相が直接この慰安婦像の「撤去」を要求していた事が報じられている。あくまで日本側の立場は、1965年の日韓国交正常化の際に日韓請求権協定が締結され、その時に「戦後処理は終わった」という事になっているのだが…

韓国 ソウル 光化門広場

慰安婦像だけではなく後ろのオフィスビルの壁にも安重根の顔写真が付いた横断幕やら過激な主張を行うポスターなんぞが掲げられていたりして、もう香ばしいったらありゃしない。

対馬は大韓民国領土で日本が無断占有しているので金を払えとか無茶苦茶な主張である。何とも首を傾げるような事態が日本大使館の前で行われている訳が、長い間ずっとやりたい放題の状態なのに実質的に黙認され続けている。これが逆の立場で、麻布十番の韓国大使館前に嫌韓ビラなんぞがベタベタ貼られていたらどうなるのか想像したが、日韓共々過激な行動に走るのは一部の偏った思想の持ち主ばかりである。

韓国 ソウル 光化門広場

そして現在も「韓国挺身隊問題対策協議会」による水曜集会は毎週正午に日本大使館前で行われている。さすがに生粋のイルボンサラムがこの場にやってきたらタコ殴りになるのは嫌なので遠巻きに見るだけにしておきましたが、拡声器を使って韓国語で何やら喚き散らしていて物騒なのでありました。

なお、同団体はソウル麻浦区で「戦争と女性の人権博物館」という施設を2012年5月に完成させ運営している。この博物館の建設資金の一部は日本の労組や極左団体、それに「西早稲田系」のゴニョゴニョした方々も協力に携わっている。そして韓国政府からも5億ウォンが建設資金として拠出されている事が判明し、日本側の抗議を受けている。


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DEEP案内シリーズ管理人。2009年から海外各地を訪問し始め、現在の訪問国は25ヶ国。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。